ご挨拶

未来を切り拓く男女協働

Open Governanceのもとに、
一人ひとりの個性を輝かせる環境を実現

この度、大阪大学、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(医薬健栄研)、ダイキン工業株式会社(ダイキン工業)は、平成28年度科学技術人材育成費補助事業(文部科学省)「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択されました。

大阪大学、医薬健栄研、ダイキン工業は、10年にわたる研究教育面での連携実績を有しています。3機関のトップによる大阪男女協働推進連携協議会を設置し、「ダイバーシティ環境実現のための共同宣言」にある通り、トップの強力なリーダーシップのもとに、ダイバーシティ環境実現の礎となる女性研究者育成を強化します。あわせて、意識改革、働き方改革を促進し、どのようなライフステージにあっても、多様な構成員がその個性と能力を最大限に発揮できる環境整備を推進します。

人材と知の好循環を加速するため、3機関による産学官連携をモデルとして、大阪大学に共同研究講座や協働研究所を置く関西有数の企業や様々な研究機関の協力を得て、北摂地域から大阪、さらに関西に連携を拡大します。これにより、社会の期待に応え、社会的価値の創出に挑む優秀な女性研究者を持続的に育成し、女性研究者循環型育成クラスターを構築します。

皆様の一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

西尾章治郎
大阪大学総長
大阪男女協働推進連携協議会議長
西尾 章治郎

ダイバーシティ環境実現のための共同宣言

大阪大学総長 西尾 章治郎
医薬基盤・健康・栄養研究所理事長 米田 悦啓
ダイキン工業株式会社取締役会長兼グローバルグループ代表執行役員 井上 礼之平成28年9月1日 大阪大学中之島センター

男女雇用機会均等法の施行から30年となる本年、女性活躍推進法が施行され、女性の活躍を求める社会の要請は一層強まっています。私たち3機関は、このような社会からの負託に応えるべく、平成28年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に申請し、この度採択を受けました。

一人ひとりがどのようなライフステージにあってもその個性と能力を最大限に発揮できる、自由闊達なダイバーシティを実現することは、21世紀社会の最重要課題です。この課題を解決し、より良き未来社会の礎を築くためには、なによりもまず男女協働推進を強化しなければなりません。

私たち3機関は、10年にわたる研究教育面での連携に基づき、世界を希望に満ちた未来へと牽引するフロントランナーとして、以下の取組を推進することを宣言します。

  1. 一、機関内の男女間不均衡を是正し、意思決定過程への女性参画を拡大すること
  2. 一、優秀な女性がキャリアアップできる体制を構築すること
  3. 一、学修・研究・就業と家庭生活の両立支援を加速すること
  4. 一、意識改革、働き方改革を進め、多様な構成員がその個性を尊重される環境の実現を図ること
  5. 一、産学官民の協働を進め、社会の発展に寄与すること
井上ダイキン工業取締役会長兼グローバルグループ代表執行役員 西尾大阪大学総長 米田医薬基盤・健康・栄養研究所理事長
写真:左から
井上ダイキン工業取締役会長兼グローバルグループ代表執行役員
西尾大阪大学総長
米田医薬基盤・健康・栄養研究所理事長
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