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第2回大阪男女協働推進連携会議を開催しました

大阪大学が代表機関として取り組む「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」事業 では、産学官共創による女性研究者循環型育成クラスターを構築するため、関西に拠点を置く企業・研究機関との連携体制を拡大しています。去る平成30年4月25日(水)15時30分~17時に、本事業の実施機関である大阪大学、医薬基盤・健康・栄養研究所、ダイキン工業株式会社と、協力機関として参画いただいている企業・研究機関で構成されている 「大阪男女協働推進連携会議」の第2回会議を大阪大学中之島センター 佐治敬三メモリアルホールにて開催しました。今回は協力機関(20機関/平成30年4月現在)のうち18機関が出席、これまでの事業状況や今後の取り組みについて活発な意見交換が行われました。

会議の冒頭で、前回より新たに参画いただいた協力機関(10機関)に、それぞれの企業・研究機関における女性研究者の状況や、ダイバーシティの取り組みを紹介いただきました。各機関とも女性の採用や活躍推進に積極的な取り組みを紹介される中、多くの女性研究者や女性管理職登用を実現している事例もあり、ダイバーシティ推進の有意義な情報共有になりました。
続いて議長である本事業の実施責任者で男女協働推進センター長の工藤理事・副学長から、本事業の進捗状況と今後の展開について説明し、これまでの共同研究やクロスアポイントメントで優れた女性研究者たちの活躍を支援してきた実績を、文部科学省の補助が終了する平成31年度以降も継続的に展開するため、産学官連携による循環型育成システムの構築を目標とする新たな取り組みの一つとして、「阪大女性研究者育成型マッチングファンド(産学共同研究)」が紹介されました。

また本会議では、5機関(医薬基盤・健康・栄養研究所、ダイキン工業株式会社、塩野義製薬株式会社、新日鐵住金株式会社、ロート製薬株式会社 順不同) よりグッドプラクティス事例の発表があり、各機関での具体的なダイバーシティ推進の取り組みや本学女性研究者との共同研究、クロスアポイントメントなどの実績が紹介され、意見交換も行いました。特に共同研究やクロスアポイントメントでは本学の女性リーダーに企業の女性研究員が良い刺激を受けるという意見が多く聞かれました。

最後に議長から、各機関による情報提供や報告について謝辞を述べるとともに、それぞれの機関が単独では解決できない現状の課題に対し、オール関西で取り組むことを呼び掛け、会議は閉会しました。

本事業では今後新たに参画いただける協力機関の拡大と連携事業の実施を推進し、第3回以降の会議を順次開催する予定です。