大阪大学創立90周年・大阪外国語大学創立100周年記念事業の一環として、本学が推進するダイバーシティ環境の充実に資するパウダールームとトイレが、豊中キャンパスの全学教育講義棟に完成し、去る4月4日(木)にその完成記念セレモニーが行われました。
この整備事業は、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)の協力機関であるパナソニック株式会社(以下「パナソニック」)に全面的なバックアップをいただき実現したものです。昨年9月、女子中高生とその保護者を対象とした「ハンダイ理女フェス‼」にご参画いただいたことが機縁となり、この度のご支援をいただくこととなりました。本学のブランドイメージ向上と入学意欲向上につなげる為の空間づくりを目指し、パナソニックと本学の学生によるワークショップを通じて、パウダールームとトイレに対する学生の声を集め、それをパナソニックの高い技術力・商品力によって具体化していただきました。大阪大学は「共創」をキーコンセプトとして、社会と共に創造活動を展開していますが、本整備事業はまさに大阪大学とパナソニックの共創により実現しました。
セレモニーには、パナソニックをはじめとする関連各社、大阪大学関係者、ワークショップに参加した本学学生、大阪大学トイレ研究会のメンバーなど約80名が出席し、終始和やかな雰囲気の中で行われました。西尾章治郎総長は「本学が目指すイノベーティブな大学になるためにはダイバーシティは不可欠であり、次世代の優秀な人材獲得には就学環境整備は最重要課題。入学した学生全員が過ごすこのキャンパスは本学に対する最初の印象になるものであり、このような快適な空間をご提供いただいたことに感謝したい」と述べました。またパナソニック専務執行役員である宮部義幸様からは「女子学生の「快適に過ごせる空間が欲しい」という意見を聞き、最先端の魅力的な空間を実現したいと思った。ここがシンボリックな場所となって全学にこの整備が広がることを期待したい」とのお言葉をいただきました。
パナソニック㈱ 専務執行役員 宮部義幸様(右)と 大阪大学 西尾章治郎総長によるテープカットの様子 |
寄贈いただいたパナソニック関係者の皆様、大阪 大学関係者、ワークショップに参加した学生と ともに記念撮影 |
学生の声を取り入れたパウダールーム。コミュニケ ーションスペースとして活用できる。着替えコーナ ーも設置 |
使いやすくなったトイレルーム。明るく清潔な空間 であると同時に防犯の観点も考慮し整備されている |