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第3回大阪男女協働推進連携会議を開催しました

大阪大学が代表機関として取り組む「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」事業 では、産学官共創による女性研究者循環型育成クラスターを構築するため、関西に拠点を置く企業・研究機関との連携体制を拡大しています。去る平成30年11月15日(木)15時00分~16時40分に、本事業の実施機関である大阪大学、医薬基盤・健康・栄養研究所、ダイキン工業株式会社と、協力機関として参画いただいている企業・研究機関等で構成された第3回大阪男女協働推進連携会議を大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)12階会議室にて開催しました。今回は協力機関(平成30年11月現在/25機関)のうち22機関が出席、これまでの事業状況や今後の取組について活発な意見交換や情報共有が行われました。

会議の冒頭で、前回以降、新たに参画および初めてご出席いただいた協力機関(7機関)に、各機関における女性研究者・技術者の状況やダイバーシティの取組、また本事業に参画いただいた背景などをご紹介いただきました。各機関とも女性の採用や活躍推進における積極的な取組と現状が紹介され、ダイバーシティ推進における有意義な情報共有となりました。
続いて議長であり本事業の実施責任者である工藤理事・副学長から、本事業の実施報告と今後の展開について説明しました。特に多くの協力機関のご協力により9月に開催された女子中高生向けイベントが、自然科学系の進学やキャリアパスの理解を深める機会として保護者にも大きな反響があったことを報告しました。また、文部科学省の補助が終了する平成31年度以降も継続的に女性研究者循環型育成クラスターの拡充と活動を展開するため「阪大女性研究者育成型マッチングファンド(産学共同研究)」による共同研究の継続、クロスアポイントメントや各機関とのグッドプラクティスの共有を推進し、その実績を今後は関西から全国へ広く発信する計画を紹介しました。

また本会議では、3機関(大幸薬品株式会社、サラヤ株式会社、大和ハウス工業株式会社 順不同) よりグッドプラクティス事例の発表がありました。マッチングファンドによる共同研究の事例では、女性研究員の雇用につながり女性研究員の育成の場になっていることが紹介されました。また、クロスアポイントメント制度では、企業の研究者が阪大の研究者とより密な情報交換ができ良い刺激になっていることなどが報告され、種々意見交換を行いました。

本事業では、今後新たに参画いただける協⼒機関の拡⼤と連携事業の実施を推進し、第4回以降の会議を順次開催する予定です。