2017年2月3日（金）16時30分から18時20分まで、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ（牽引型）」による第5回目のセミナーとして、「女性研究者とその卵たちの集い（第10回）」を、大阪大学吹田キャンパス・岡田メモリアルホール（工学研究科R１棟312）にて開催しました。参加者は42名でした。

今回の主催は、男女協働推進センターと工学研究科、共催は理学研究科、基礎工学研究科、産業科学研究所です。

特別講演会の講師として、渡辺美代子先生（科学技術振興機構 副理事 人財部ダイバーシティ推進室長）、岡林希依先生（大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻助教）、武村紀子先生（大阪大学産業科学研究所 三菱電機広域エリアセキュリティテクノロジー共同研究部門 特任助教）の3名をお招きしました。

渡辺美代子先生は、「より多くの人の幸せのために～女性研究者とその卵へのメッセージ～」と題するご講演の中で、子育てしながら研究を続けてこられたご自身の経験を紹介され、人生全体を大きく捉えること、よい時と悪い時の繰り返しに対応すること、自分の位置を確認すること、自分にしかできない価値を考えることの大切さについてお話しいただきました。また、最近の研究における男女の違いや、これからのジェンダー問題、研究分野ごとの女性研究者の比率等について解説され、多様性は女性だけでなく男女皆のために必要であることをお話しいただきました。

岡林希依先生と武村紀子先生からも、ご自身の経験談を中心に、研究者の道へ進んだ経緯や子育てと研究の両立についてご講演いただきました。

講演会後には、交流会（18時30分から19時50分まで）が行われ、女性研究者同士のネットワークをつくる貴重な機会になりました。

「女性研究者とその卵たちの集い―女性研究者ネットワーク構築をめざして」ご案内チラシ