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平成30年度の研究費支援に採択された女性研究者による共同研究成果報告会が開催されました

去る3月11日(月)15:00~17:00 大阪大学吹田キャンパス銀杏会館3F大会議室にて、平成30年度の「女性教員をリーダーとする共同実施機関との共同研究支援」及び「女性教員をリーダーとする協力機関との共同研究支援」に採択された女性研究者による共同研究成果報告会を開催、研究代表者である女性教員や共同研究者、研究協力者など15名と共同型メンター4名が参加しました。

共同型メンターの一人でもある副理事の佐藤真教授(連合小児発達学研究科)による開会挨拶の後、研究代表者がそれぞれスライドを用いて、経歴や研究内容の概要と成果を紹介、またダイバーシティに関する意見や課題について発表しました。研究テーマは多岐にわたり、また研究者としても一人ひとりの歩みや状況など多種多様な発表に、参加者は大きな関心を持って聞いていました。ダイバーシティに関しては、女子学生からの「忙しい中で研究と子育てを両立されている先生を間近で見ることで自分も同じようにやっていけるというイメージが持てる」との発言を聞いて、現場では女性研究者のロールモデルがしっかり提示されてきていることも感じられました。 同席していた各機関の共同型メンターからは、「このような機会からネットワークが広がり、情報発信することで、協働が生まれ活性化が期待できる」「ネットワークを通じて経験豊富な先生方からのアドバイスを受ける機会もでき、いろいろな状況の人にとって働きやすい環境になる」などの意見が述べられました。

本事業の実施責任者である工藤眞由美理事・副学長は、約3年間の本支援について振り返り、この事業で進めてきた強力な産学官連携による循環型育成がこれらの素晴らしい成果を挙げていることを述べました。今後の展望として、阪大女性研究者育成型マッチングファンド(産学共同研究)の促進を伝え、特に国際ジャーナルへの投稿など様々な機会を通じて実績を発信してほしいと期待を込めて女性研究者に呼びかけました。